聞きなれない言葉かと思います。分かり易いように、私たちが定義した言葉ですので、ご安心ください。でも、この2つをきちんと識別することが重要なのです。
単月売上は、今までお話ししましたように、商品の出荷日で売上を計上する場合です。これに対して、1年間の役務(サービス)を提供する場合は、提供期間中の各月で売上を計上する必要があります。これを私たちは期間売上と呼んでいます。例えば、年間12万円のクラウド利用サービスを提供するとします。期間中は、毎月1万円を売上計上する必要があるのです。クラウド型販売管理は、単月売上か期間売上かを識別する必要があるのです。
さらに、クラウド会計に毎月の売上を計上する必要があります。1年間の契約を受注した時点で、12ヶ月先までの各月の売上が見込まれるのですが、クラウド会計は「事後の世界」ですから、未来の売上を受注のタイミングで計上することは、お勧めしません。
この場合は、クラウド型販売管理で、毎月の締めの時点で、売上データをクラウド会計に登録するという流れになります。
特にIT企業さんは、システム初期開発は単月売上ですし、導入後のシステム保守は期間売上になりますので、受注件数が多いアプリ開発業者さんは、それなりに複雑な請求業務を行うことになります。(弊社もそうなんです。)
さらにさらに、請求のタイミングいつでしょうか?。
- (A)年払いの前払い
- (B)月単位の前払い
- (C)月単位の後払い
の3つのケースがあります。(年払いの後払いは考えられません。)
さらにさらにさらに、先ほどの締め日請求や本社へのまとめ請求などが絡んできますので、本当に請求って悩ましいのです。