kintoneで在庫管理ができるようになった【No.009】

この記事は約3分で読めます。

【kintoneで在庫管理ができるようになった】 kintone JavaScript kintone REST API

 

2014年4月のkintoneバージョンアップで、Webサイトで展開するネットショップと連携した在庫引当ができるようになりました。

ネットショップ(ECサイト)からkintoneの在庫情報と連携し、在庫引当が可能になるのです。

今までは、API経由でネットショップの在庫引当を実現すると・・・

  • AさんとBさんが同じ「黒ボールペン」をネットで購入しようとしています。
  • Aさんは1本を注文。Bさんは3本を注文。在庫は10本だとします。
  • Webサイトのプログラムでは、kintone在庫アプリデータの黒ボールペンの在庫数を取得し、在庫数から注文数を引いて、黒ボールペンの在庫数フィールドを上書きします。
  • AさんとBさんが同時に注文ボタンを押したとします。
  • Aさんのプログラムは在庫数を9本で上書きし、Bさんのプログラムは在庫数を7本で上書きします。
  • この場合、kintone在庫アプリへのデータ更新は後勝ちになりますので、在庫数が9本または7本のどちらかになります。これは、データレコードへの排他制御を行っていないためです。

正しくは、在庫数は6本ですね。

kintoneで在庫管理

 

今回のアップデートでは、APIを使ったkintoneアプリのデータレコードへの排他制御を実現するために、リビジョン管理機能がサポートされました。
さらに、2フェーズコミットを実現する「複数アプリへのレコード一括で処理する機能」もサポートされ、本格的なトランザクション処理が可能となりました。
例えば、在庫アプリの更新と同時に、受注アプリにレコード追加する処理の整合性を保証できることになります。

これはもう、ORACLEやSQL-Serverと同等なトランザクション処理系のシステム構築が可能となったと言えます。

ネット通販、在庫管理、チケット販売、ホテル予約などトランザクション系システムをフレンドリーなビジネスファストアプリkintone基盤を利用して構築することが可能になります。

 

kintone在庫管理とクラウド会計freeeのコラム

kintone在庫管理とクラウド会計freeeのコラムはこちらです。

 

kintone在庫管理アプリテンプレート発売予定

在庫管理の簡易機能を2アプリで実現したテンプレートです。

主な機能:

  1. 在庫引当て
  2. 出荷予定リスト
  3. 引当て済みからの出荷
  4. 初期在庫設定
  5. 入荷(仕入) ※予定仕入れは未対応
  6. 引当て可能在庫数と現在庫数
  7. 月末在庫と評価額 ※移動平均法

在庫管理kintoneアプリテンプレートに関するお問合せはこちらです。

 

 バーコードでPi!(kintoneアプリストア掲載中)

バーコードスキャナのボタン一発で、読み取りデータをアプリに登録できます。在庫管理や生産管理の業務分野で利用可能です。また、固体番号でのトレーサビリティの実現が可能です。POSレジへ応用もできます。

詳しくは、こちらです。

 

kintoneバーコードでPi!

 

kintoneアプリ作成・開発支援のお申込みフォーム
kintoneアプリ作成支援
タイトルとURLをコピーしました