サブスクリプションや定額サービス等の継続的な受注や発注を行う機能をkintoneシステム0シリーズ「販売9」をベースにパッケージ化しました。
<案件管理、受注管理、請求管理、発注管理、継続受注、継続発注>
概要
請求および発注の明細のもとになるkintone受注明細レコードおよびkintone発注明細レコードを繰り返し作成します。
kintone受注明細レコードおよびkintone発注明細レコードは、kintone継続台帳アプリで一括作成が可能です。
毎月前払い 毎月後払い 1年間前払い のケースを想定し、前受金から売上高への振替仕訳を作成するオプション機能もご提供可能です。
振替仕訳はCSVファイルで出力が可能です。また、会計freeeへのAPI連携もオプション機能としてご提供可能です。
サブスクリプションや定額サービス、保守サービス提供等の事業において、会計経理の負担を少なくし、月次決算の早期化にもお役立て頂けます。
主な機能
受注側機能(発注側も同様です。)
- kintone受注明細レコードにて、役務提供の課金開始年月(月単位指定)と繰り返し月数(1ヶ月または12ヶ月等)を指定できます。
- kintone販売商品マスタにて、継続請求(する/しない)および前払い時と後払い時の勘定科目を指定できます。
- 受注後に前払い/後払いをkintone受注明細レコードにて選択できます。
- 初回のkintone受注明細レコードをもとに、kintone継続台帳レコードを作成します。
kintone継続台帳アプリ機能
- kintone継続台帳アプリの継続処理にて、次回分のkintone受注明細レコードを一括作成できます。
- 継続処理にて作成されたkintone受注明細レコードの詳細名(品名)に、
課金開始年月と月数のテキスト文字を自動作成します。詳細名は請求明細に表示されます。 - kintone継続台帳レコードでは、繰り返しにより作成した直近のkintone受注明細レコードの課金開始日と課金終了日を保持します。
- 課金終了日の60日前(初期設定値)のkintone継続台帳レコードを一覧表示します。
この一覧をもとに、次回分の継続処理を行うことができます。 - kintone継続台帳レコードで、解約日を設定できます。解約日が直近の課金終了日以前の場合、
継続処理では次回のkintone受注明細レコードは作成されず、kintone継続台帳レコードの継続状態が「解約済み」になります。
以降、継続処理の対象外になります。 - 消費税率の変更対応として、継続処理で次回の課金開始日が税率変更日以降の場合に、
kintone受注明細レコードの税率を自動変更します。(1年間の場合の途中変更には対応しておりません。)
振替仕訳機能(オプション)
- 1ヶ月前払い、1年間前払いの振替仕訳を作成します。
なお、取引時の仕訳は、請求アプリでのfreee書類登録kintoneプラグインおよび発注明細アプリでの
freee取引登録kintoneプラグインを利用し、会計freeeに登録することを想定しております。 - kintone受注明細アプリまたはkintone発注明細アプリで、前払いを指定している明細レコードをkintone振替仕訳アプリに取り込みします。
- 受注では、請求が行われたkintone受注明細レコードが取込み対象になります。
kintone請求アプリで指定した「売上計上日」をもとに、振替1の仕訳が作成されます(振替1の勘定科目を指定した場合です)。 - 発注では、「検収日」が入力されたkintone発注明細レコードが取込み対象になります。振替1の仕訳は作成されません。
- 売上高(または賃借料等)への振替仕訳は、課金開始日から月数分を自動作成します。
売上高の計上日は、月初1日/末日を振替仕訳で指定可能です。(初期値は末日です。) - 受注明細および発注明細の詳細名が、振替仕訳の摘要欄に転記されます。
受注(売上)の振替仕訳例
発注(仕入)の振替仕訳例